陰謀史観 (新潮新書)
秦 郁彦
新潮社
2012-04-17


こんにちは。

個人的には、好きです、陰謀論。若い頃は、いいか悪いかの二元化でしかものを考えなかったために、こういう論議に関しては、否定的で、だからこそ、 世の中を見て歩こうと思って、出歩きましたね。悪いって決め付けて、いいって思う人の考えを、徹底的に破壊しないと気がすまなかったのですが、陰謀論。オ ウム真理教などの事があって、あんまり狭い世界に住みすぎている人は、大きく物が見られなくなるんだろうなって思うことと、陰謀論を展開するひとの利益を 考えたんですね。

この本では、特に、明治から戦前まで扱っているんですが、よく言えば、歴史のいい話だと思っていた本が、実は、嘘話だったと。今でもそれが続いて、

「もはや長期間にわたる修行などといった悠長なことをしている場合ではない。社会からの洗脳を解き、迅速に真理に開眼させ、フリーメイソンの支配に 抵抗し、さらにはハルマゲドンを戦い抜くことのできる<戦士>を育て上げることがなによりの目標」(大田 俊寛 オウム真理教の精神史 春秋社)

こういうことをいう教団があったとしたら、お気をつけなさいっていうわけですね。

そして、広く浅く学識が深いものが、とりとめもなく話をして、最後に、実は・・・ってきたら気をつけなさいってあるわけでわ。

つまり、陰謀論には、攻めと受け・・・・いえ、攻めと守りがあるらしくて、こういうことに気をつけなさいって言われても言われても、昔から人はそれに踊っているわけですよ。まぁ、完全に白いひとなんていないですからね。以外に、意外なところで、見つかるんじゃないですか。

よくブログには、1414で、いよいよのときとか、煽り系の人っていますよね。アセンションビジネスで、終末思想を展開するひと。時々、歴史を誤解して、うまい話にして話を広げすぎて、白だったのが黒くなるひともいますね。

これ、ミクロ的な部分では確かに、すぐ、ハイハイそうですか、どーもご苦労さんで、措置入院になるんですけれどね。マクロ的なところは、言って見 て、たまたま当たったとか、たまたま、そのとおりになったとか、証明しようもないことをいい続けると、結構当たったら、みんな信じちゃうんですよ。これが 怖いところでね。震災のときも、言い当てたって、そういう特集が幾つも組まれて、踊った人たち一杯いたでしょう。あれも、見てて、面白かったですけれど ね。

当たったって言って、こんな風に次に出ちゃうんだとか、当たったって、こんな風に担がれてこんな風に捨てられるんだとか、結局、最後のところは、民 衆に警告を与える人というところから、警鐘だって?この人がか?って思われて、ハイハイ、病院に行きましょうって事になるとか、それか、すげー、この人最 強とか、この人のいうこと信じていけばいいとか、ドラえもんのポケットから出してもらう、「ハイ、教祖」とか(笑)。

これ、どんな罰よって思いますけれどね。けれど、人々に警鐘を与えるって、それがどれだけ事態が深刻で、どれだけの事になるか、どういう騒ぎになる かまで考えないといかんですわ。陰謀関係もね、陰謀に携わっている人、ほとんどが、元何かの仕掛け人だったりするんですよ。つまり、その人たちの次の話の ネタなんですよね。どうせ、新しいことやるんでしょって言われて、うんって答える人程、新しいことのネタは、人をどこで脅かすかって事ですわ。

結局、戦争に関しては、ドンドン、煽っていけば煽っていくほどオカルトになるところが、昔はあったのね。

真珠湾なんて本当に成功するなんて思ったひとはいなかったし、ついでに言えば、本当に原爆が落とされるなんて、思ってもいなかった。アメリカの中で も狭い社会に住んでいる人は、やっぱり、マスコミやメディアをそのまま信用しますしね。マスコミやメディアに出たから、偉い先生なんだって思いますしね。 それは日本も同じじゃないですか。どこのどういう所属の人がどういう風に書いているかって事だけで、物事を判断し易いですよね。

そういう意味では、元自衛隊の田母神さんも、面白かったわけで、その所属をうまいこと利用して、うまくやったわけですが、航空自衛隊にすぐさま更迭してしまわねばならないほど、「真実を述べた」わけではなく、「間違った認識をもたれると困る」事があったわけですよ。まぁ、アパグループの懸賞で出たんで、アパ自体も怪しかったわけですが(笑)。(リンクは、WIKIですが、相当にこのWIKIは、ウキウキになれますよ(苦笑))。

 

そもそも、真実ではなかったら何か懲罰を受けるって事があっても、きっこさんは相変わらずだし、私はブログ閉鎖してくださいと言われたこともない し、ブロガーはブロガーでそれぞれですわ。こしみずさんは、コシミズさんでいいと思うの。だって、娯楽がなくなっちゃうもの。多少、何か陰謀でも言っても らって演出してもらわなきゃ、私たち、テレビのネタにも困ってしまう。それが、私たちの財産を脅かすとか、生命を脅かすとか、飢餓に導くって言うのなら、 流石に、そういう団体には、自粛してもらわなくちゃいけないけれど、あなたの信じている霊能者、あなたの信じている宗教、全く正しいところなんて、ないん じゃないかしら。

人はどこでも間違いは犯す。んま、そう言って、陰謀に失敗した人は、他人のせいにするんだけれどね。

 

とても面白かった本でした。また陰謀を暴くときは、是非、読ませてください。そして、1414で煽られている人は、難しい本ですがご一読ください。最後の方の近代史の方が一番分かりやすいと思います。

 

・・・・・・・あの・・・・・私が陰謀論を説く事はないと思いますぅ。私みたいなものが、実はとか言い出したら信憑性があるんだと思うんですが、次 のネタには困ってませんし、これで失墜したオカルト業者を幾らでも知っているので、嫌ですぅ。竹内文書とか、日月神示とか信じたい人がいたら、その背景を 知る為に読むのはいいんじゃないですかね。