「北極星を目指して」 (左脳のひらめき)

I'm your polar star in the journey of life.

選択日記 The Choice Diary
シーナ アイエンガー
文藝春秋
2012-07-20


こんばんは。

自動販売機を、リーディングしてみました(大笑)。自動販売機には、超流行路線の飲み物は、基本的なラインとして置いてありません。期間限定ドリンクが飲みたかったら、コンビニへどうぞ。自動販売機は、基本的な「絶対売れる」売れ線の品揃えとして、大まかな選択肢に、

「水」「お茶」「ジュース(乳酸菌飲料込み)」「ソーダ水」「コーヒー」「紅茶」「スープ」

ハイ、こんな感じで詰まっています。(凄いリーディングでしょう(嘘))
基本的選択肢として、行き着いた先の自動販売機に、ファンタとか、コーラとか、スプライトとか、クリスタルガイザーとか、ペリエ等の炭酸飲料として種類が多いモノがあったら、交感神経を副交感神経にする自動販売機、として売り出しもいいかもしれませんが、でも、売り上げは、結局、「ソーダ水」でしょ?と言われてしまえばその通りです。「炭酸です。でも、甘いか、甘くないかの違い」だけの自販機ですってことですからね。

人には、色々な選択肢があったほうがいいとわたし達は望みます。機会均等と叫ぶ人もいます。けれど、のどの渇きを癒す時、温まりたい時、甘いモノが欲しい時、人の思考は、割と「嗜好」に無難な選択をします。自販機が多数並んでいて、色々選べるのであれば、コンビニ並みの選択肢があってもいいのですが、基本的なラインは、シンプルイズベストという言葉がぴったりな選択しかできないのが、通常です。

まぁ、コンビニ並みの選択肢でも、コンビニでさえ、意外と最近は、置いてあるものがシンプルです。コーヒーでも、微糖、無糖、微糖ミルクあり、量大目位のバリエーションしかありません。お茶でも、緑茶、ほうじ 茶、めぐり茶位ですね。玄米茶を置いてある自販機はあまり見たことがありません。
さて、初期の選択に対して、一番最初の選択肢は、ホットか、コールドかという処から始まります。お茶を選ぶ際に、2個ほどか3個ほどの選択肢を、コーヒーでは、甘いモノ甘くないモノ、簡単な選択肢が出来てきます。
紅茶だと、殆ど置いてあるのが、ストレートか、ミルクティという狭い選択肢です。レモンティってのは、冬場あまり見かけないアイテムですね。夏場も最近、レモンティより、アップルティという選択肢ができてしまっています。

のどが渇いている人が、ジュースを飲むと却ってのどが渇くのは周知の事実ですが、実際水であれば、その自販機のベンダーが売りたがる水が多いですね。小さいボトル、大きいボトルという選択肢は、携帯用に必須です。

画して、普段何気なく使っている自動販売機。実はお客に買わせる為に、一番効果的な立地、そして商品のラインナップには、テンプレがあるのです。それ故、立地に適した品物を、たったあれだけの品数の中から効率よく沢山売り上げるには、選択肢は少ない方がいいんです。ここ一番余裕がなくなったとき程、人は、豊富な選択肢の中から一番上手に選ぶことができない生き物です。なので、ジャンルだけ豊富に決めて、ジャンルの中の選択肢を少なくしても、売り上げが確保できるのです。

人間、そういう弱った時ほど、自分自身の意思を強固には保てません。けれど、そこで、弱り目に祟り目とばかりに、見当違いの「商品」をお勧めしていくこと も、良くあるマルチ商法には多いんですが、結果的に不満がもれてきます。不満がもれないようにするにはどうしたらいいかと言えば、、まず、お客に商品を渡 し、その今後の動向によって、行動から漏れてくる情報に敏感になることが最優先だと考えることができます。

そもそも、自動販売機は、緊急に困って買うところであって、困っていない人は、そもそもショッピングする嗜好のひとつとして、「コンビニ」に行くわけですね。コンビニでは、新商品のラインナップがいつも光っています。魅力的な棚の配置で、絶妙に、

「Something good(なにかいいもん)」を探しているあなたに、絶妙にアプローチしてくれます。

けれど、自動販売機は、既にコンビニ以下の、必要最低限の需要を満たすだけの存在であることが多いのです。無論、コンビニが遠い立地では、自動販売機が三つも四つも立っていることがあります。そういう場合には、「何かいいもの」は、どれかひとつには必ず入っています。

これは、リサーチ上で、効果的に自動販売機を設置して売り上げの貢献を狙う人向きのエントリではないのですが、結果的に、ただ、自販機を立てれば儲かる訳ではな く、立地がかなりモノを言う世界だというのはお分かりいただけると思います。
丘を上がってきて、のどが渇きやすいポイントだったり、寒くて手持ち無沙汰な場所にあったり、今の自販機は、そういう顧客の行動から来るニーズを、分析して上手に誘導できるように出来上がっています。

そうなると、実は、自販機の存在はオカルトではなく、既に立派な「人の行動分析から来るリサーチ結果」を元に作られ、上手に少ない選択肢の中で高い売り上げを上げることを目的として作られているんですね。そして、これから、設置を検討される場合には、・・・・これら全てを掌握した上で、他に置いてある自販機に負けないような「繋がるニーズを探して」検討するのが、一番ですね。

コンビニでは、セブンイレブンは、既存のセブンイレブンの近所に作るという暗黙の法則があります。結局は品ぞろえや、色々な面で戦っていかないと、新規と既存の戦いが起きるのですが、自販機ですと、より少ない品数の中で、効率よくモノを売らなくてはならないので、分析は必須です。自販機設置を勧める営業マンも、立地を熟知して勧めてきます。

戦うより、共存して自販機設置を考えるのはいいのですが、選択肢を増やすと逆に、シンプルな選択に人は帰ってしまうので、自販機とは、まことに難しいのです。

霊能者って、リーディングすると、命を削るんですよ(嘘)。あーぁ、わたしのヒットポイント(HP)は、今、まさに、自販機リーディングで減ってしまったわ。それじゃ、ヒットポイント回復アイテムを、近所の自販機に買いに行かなくちゃね(笑)。





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少し前に、「アーミッシュの赦し―なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか」(亜紀書房)という本を読みました。気になるので思い切って話しておこうと思いました。

清教徒という存在の集団がいます。彼らは、ごく昔(18世紀)の伝統を守り、18世紀風の服を着、18世紀に考えられた考えで暮らす人々です。無論ですが、科学などの存在は、否定はしないものの、受け入れることもなく、その当時の姿勢をずっと貫いて生きています。ですので、もっと楽になる方法があるのにと、電化製品にまみれた私たちが思う以上に、彼らの生活は、質素であり、簡素であります。

質素や簡素はいいのですが、戒律に非常に厳しい面を持って生きています。18世紀、キリスト教が支配した世界と同じ観念を持ち続けるので、人々は、車に乗らず、馬車に乗り続け、そして、電気を使わない生活をしています。教会へ行って祈ることもせず、実際には、聖書に基づいた生活を自主的に行っている集団です。何度も言うようですが、非常に聖書を元にした生活は、厳しいものです。ですので、戒律は厳しいですし、戒律を破ったものに対しての制裁は、並ではありません。

プロテスタントを軸とした宗教なので、特別に何かしつらえるという事はありませんが、聖書のとおりに生きる事をモットーとした彼らに、ある日、ある事件が起きます。

彼らの子供たちの学校にある日、銃を持った非教徒が乱入し、発砲します。子供は、折り重なるようにして倒れ、10名の死傷者が出ました。銃を乱射した男はその場で自殺してしまいます。子供たちの死を目の前にして、普通であれば、親は怒り狂うと思うのですが、彼らは数日後に、銃を乱射した男の両親を訪ね、赦しますと公言します。

この教徒の赦しという考え方が、あまりに異色過ぎて、本になったわけですが、随分前の本だと思います。

何故、彼らが赦すといえたのか、そこが問題なのですが、それがどうにも、彼らの基本思想にあるキリスト教が、いわゆる米国大国でのキリスト教と考えが若干違うようなんですね。無論ですが、同じキリスト教でも、アーミッシュは、確実に、聖書に書いてあるままに、キリスト教を受け取っています。実際には、秩序や、法などがあるとは思うのですが、彼らは、秩序に関して、恐ろしいほど、内方に向けた戒律を破った人間には、大層厳しく、陰湿な面を持っています。

ですが、どうして、違う考えをする人に対して、このような寛大な措置が取れたのかというところが、この本の特化すべきところです。

彼らの中では、昔の日本の村のように、村の掟を破れば村八分だったり、それなりの戒律を犯した処分が与えられるのですが、キリスト教の聖書に書いてあるとおりに、彼らはそれでも、自分を傷つけたものを赦し、また、他者を傷つけたものを赦そうとする。

赦しというモノは、簡単に行えるものではないんですね。けれど、聖書には、何をしてもそのものにはそのものの主義主張があった事を認めて、赦しますという明文があります。そのとおりに、彼らは、何があったとしても、それを運命と受け入れて、自分の中に、赦しを宣言して、自ら、赦しができる人間になろうと努力していくところが、今の人間にはない「赦し」を持っているんですね。

まぁ、世の中、不条理を受けて、目の前で子供を殺されて、赦しますとは、誰もが言えない。

その中で、アーミッシュは、赦す事を自分に公言することで、課して、自分の中の精神力で、悲しみと喪に服する気持と、そして怒りを鎮めて行こうとしているところが特徴的なんですね。実際に、彼らの生活は、聖書に則って生きていますから、まぁ、あながち、バイブルに書いてあることが全て正しいのであれば、このようにも生活できるでしょう。だけれど、あまりに異色過ぎて、当時では、脚光を浴びたんですね。

ところで、日本人の中のスピリチュアルを意識している人には、こういう思考で生きている人も多いのですが、昔どおりに生きる事や、昔に戻ろうよと持論を持つ人もいます。ですが、人を喪することを、自発的に赦せる人がいるとしたら、法は成り立ちません。

ですが、彼らはそんな戒律が厳しく、自らの運命を赦すように動いていて、辛くはないのかと思うことがありますが、実際には、下手な犯罪者が出ず、ある程度の性犯罪は隠匿され、そして、人々は、幸福を感じて生きているというところが、驚きではあります。

まさか、今のあなたに、全てを赦せといえる部分はありませんが、運命の歯車に巻き込まれることを、自発的に赦していくとなると、どこがあなたに足りない課題なのか、それをきっとアーミッシュは考えながら、厳しい戒律の中で幸せを掴んだのかもしれません。

キリストは、十字架に繋がれ、槍で刺されながら、「主よ、主よ、どこまで私をお試しになるのですか」と呟いたといいます。そして彼がたどり着いた先は、「全てを赦します」でしたから、きっと彼らの考え方の極論はそういうところかもしれません。

実践するのはきわめて難しいですが、厳しい戒律を守り続ける彼らには、容易いことかもしれません。きっと実践した先には、彼らなりの幸せがあるのでしょう。

悲しみに囚われることなく、自らが進んで、赦せる人間になれという厳しい話でした。
でも、実は、誰かわからない何かのせいにするより、自分のせいにした方が、心が楽になるという話でもあります。





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